電子部品の静電破壊について | パターン設計開発支援サイト

電子部品の静電破壊について
乾燥した冬の季節になると、静電気に悩まされる方も多いと思います。 
電子回路(半導体集積回路など)にとっても、プロセスルールの微細化
により耐電圧が低下傾向にあるため静電気などのサージによる破壊が
起きやすい季節とも言えます。 
  電子部品が静電気によって破壊される現象を静電破壊と言います。
静電気の発生原因
 静電気の発生原因のひとつに、2つの物質がこすれて起こる摩擦帯電
 があります。このときの帯電量が静電気の強さになります。
電子部品の静電破壊モデル
 ・人体帯電モデル(HBM)
  人体に帯電している静電気が電子部品に放電されて起こる静電破壊。
 ・マシンモデル(MM)
  装置に帯電している静電気が電子部品に放電されて起こる静電破壊。
 ・デバイス帯電モデル(CDM)
  電子部品自身が帯電していて、外部に放電された際に起こる静電破壊。
静電気を流出させない対策
 対策としては接地をすることにより、帯電した静電気を逃がす方法が
 効果的です。
 製造工程では、リストストラップ、帯電防止マット、帯電防止衣服などの
 対策が実施されます。
静電気を発生させない対策
 ・帯電防止スプレー
  絶縁体は電気が移動にくいため、帯電防止スプレーを使用して絶縁体の
  表面に導電性の皮膜を作ることによって帯電を防止します。
 ・湿度管理
  乾燥していると、静電気が発生しやすくなります。湿度が高いと絶縁体の
  表面に水分が多く付着し、導電性の皮膜と同様の効果があるため帯電
  が抑えられます。
 ・除電
  除電器により、+と−のイオンを出すことにより、静電気を電気的に中和し
  帯電を減らすことができます。
最後に、電子回路を静電気や雷などの高電圧サージから守る部品として
ダイオードやバリスタが使用されます。 

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