コンデンサの種類と特質について | パターン設計開発支援サイト

コンデンサの種類と特質について

・アルミニウム電解コンデンサ
電源回路などに一般的に広く使われているコンデンサ
大容量で安価です。
極性があり、周波数特性が低く、容量抜け、容量精度が悪く寿命が短い等の欠点もあります。
一般的なものは形状が円柱型で、仕様の概要は
容量範囲 0.1μF〜10mF 耐圧:6.3WV〜350WV となります。

・フィルムコンデンサ
プラスチック系フィルムを用いたポリエステルコンデンサ(通称:マイラコン)と
ポリスチレンコンデンサ(通称:スチコン)があり、極性が無く、周波数特性も比較的良好なこと
から主にアナログ系回路(微小信号回路、オーディオ、計測、高圧回路等)に使用されています。
一般的な仕様は、容量範囲 100pF〜1uF、耐圧 50V〜数kV、
外観色は灰、黄、紅、赤など様々です。

・マイカコンデンサ
誘電体が雲母(マイカ)を使用していることからこの名称です。
特性として、極性無し、高周波領域での損失が少なく、
高周波回路(同調回路、フィルタ、位相補正用等)に向いています。

電極は金属蒸着で形成され、容量精度が高く、温度係数も低く安定しています。
静電容量は小さく、1000pF以下が主流です。


・セラミックコンデンサ
誘電体にセラミックを使用し、無極性で円盤型が一般的です。
小型で高周波特性に優れ、誘電体の特性によって任意の温度係数が得られるなどの
特徴があります。

用途として、低誘電率系のものは高周波回路(同調回路、水晶発振回路、温度補正用)向きです。
仕様として容量範囲 1pF〜100uF、耐圧:25V〜数kV。
外観色は茶、灰、緑、青などがあります。

回路上では特に断りの無い箇所にはこのタイプのコンデンサが多く使用されています。

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