
先日、CADVANCEの2011年度ユーザー会が開催され、CADVANCEユーザーとして、アート電子を代表して参加して参りました。 今後のCADVANCEの目指す未来や、次期VerUPの予定等のプレゼンの他、 普段使用されにくい機能の便利な使用方法の紹介など、CADVANCEユーザーにとって非常に有意義なセミナ-でした。 また、CADVANCEユーザーの運用事例や、弊社も使用しているS-NAPの小川社長の公演もあり、盛り沢山の内容となりました。
■CADVANCE Ver6.1 ・αⅢ Design6.1 64bitOS版中心のバージョンアップとなります。 新拡張子の使用によりファイルサイズが大幅に小さくなり、起動、終了の処理ともに早くなりました。 メモリの搭載による処理の高速化と合わせて、大規模な基板がストレス無く設計可能になります。 また、同時並行設計の最大クライアント数が10に増え、より同時並行設計を活用し易くなりました。
・αⅢ Schema6.1
全体的に改版されましたが、注目はDRCの強化とプロパティマネージャの強化です。
図面のチェック項目が追加されただけでなく、擬似エラーや不要エラーを抑制することが可能となりました。 また、LRをまたいだ複合ネットでチェックを行えるようになりました。 プロパティマネージャーはαⅢ Designのクリアランス等のルール設定機能ですが、 回路図側にも組み込まれたことにより、さらに連携が強化されました。 従来のCADVANCEよりレスポンスが良くなり、かつ便利になったVer6.1を是非お試し下さい