
弊社では、開発型企業様の仕様、要望での回路設計から実装組立・検査まで行っておりますが、開発型企業様の製品ですので、要望の中で、試作品での、環境試験の依頼も時々あります。製品として、色々な環境での安全、特性、耐性を保証するために、必要な工程で有りますが、手間も時間も掛ります。環境試験には、代表的な項目は、下記が有ります。
内容:
1.温度、湿度、振動、衝撃、等の環境試験
2.EMC等の電波、電磁的障害試験

実装部門の製造技術Gでは、プリント配線板の取扱いにおける注意点
①銅箔表面に各種の汚れが付着していない事
②銅箔表面に他の金属によって傷付けられていない事。
③保管期間、保管方法
④素手で触らない事
技術的な面でいくと、マニュアルソルダリング(手ハンダ)作業の際の基本的な必要条件
①金属表面の清浄
②最適温度での加熱
③適切なソルダ量の供給
基本的な原理原則を地道に習得し実践してきた結果、バックデータからご提案、サポートさせて頂いています。
■上流設計から行うことで、生産技術に関するご提案をさせていただきます。これも設計と製造が 同じフロアーにあることで、相乗効果が生まれます。

ライン設計・設備設計の量産トラブル対策
ライン設計・設備設計において量産トラブルを未然に回避する為には、製造現場での改善活動に参画し、経験を積んで、ノウハウを身につける事が必要です。工程内の慢性不良、製品の段取り替え、作業者が変わった時の作業や生産性のバラつき、設備上のトラブルに、ライン設計・設備設計上の問題が発見されることが多くあります。量産工程では、これらの対策結果をMP(Maintenance Prevention)設計に反映させています。MP設計とは、設計段階で、故障しないで、保全がしやすく、また不良を発生させずに、安全で操作性の良い設備を開発、工程設計する活動である事を、試作開発をサポートするアート電子として量産工程での課題認識を高め、フロントローディングを推進する事で、お客様の量産立上げに貢献できます。量産実装工程と同等設備、材料指定での生産対応で試作時の問題をフィードバック致します。
■MP設計の領域
○信頼性:機能性低下、機能停止を起こさない性質
○保全性:劣化の測定、劣化の復元の容易さを表す性質
○自主保全性:運転部門が短い時間で簡単に清掃・給油・点検などの保全活動を果たせる性質
○操作性:設備の運転や段取り替えの際、正しい操作が迅速・確実に行える性質
○安全性:人体に直接的間接的に危害を及ぼさない性質
○省資源性:エネルギー、刃具、油脂など設備の運転に必要な資源の効率の良さを表す性質
○融通性(フレキシブル性):将来の製品の変化を予測しておき、製品が変わったときの
設備変更の容易さを表す性質