S-NAP PCB SUITEによる試作レスの実現!
S-NAP PCB SUITE は実装状態のプリント基板をシミュレーションするソフトウエアで、ソルバを2段階に分割する新しいシミュレーションスタイルで、かつてない操作性を実現しています。解析対象、範囲をターゲットとしています。
◆解析対象 完成したアートワーク ◆解析範囲 部品実装状態でのプリント基板全体 ◆解析内容 SI PI EMIなどの電気特性。基板全体の電圧分布の可視化
特長1 PCB SUITEのシミュレーションスタイル
解析処理を分割 多層のプリント基板全体の3次元解析を行うことは容易ではなく、高性能なコンピュータを用いてもかなりの解析時間を要します。この問題を解決するために解析ソルバを2段階に分割するという新しいシミュレーションスタイルを提供しています。1次解析においてQ-DATAという電磁界情報を含む基板情報を抽出し、2次解析では必要な場所に適宣信号を入力しさまざまな特性をシミュレーションするというものです。2次解析を用いる開発現場ではストレスなくシミュレータを利用できるようになります。
特長2 プリント基板全体の解析が可能
部品実装状態でのプリント基板全体を解析することは、複雑さの規模から考えても非常に困難であるとされていました。しかしながら部分的な解析では真の特性は得られないため、部品特性も考慮してプリント板全体の解析を行うことは非常に重要であります。S-NAP PCB Suiteは基板を3次元的にブロック分割し、それを階層的に再構築することで基板全体を解析すること可能にしています。
特長3 実装状態での特性
IC内部もしくは基板に印加された信号は、パターン上に伝播し別のICや端子に到達するわけですから、当然実装されている部品の特性が信号特性にも影響をを及ぼします。プリント基板の問題は、プリント基板単体の解析だけでは不十分で、部品を実装した状態での解析が必要になります。S-NAP PCB Suiteは実装状態のプリント板をシミュレーションすることが可能です。
特長4 リアルプローブモード
リアルプローブはその名のとおり実際のオシロスコープのプローブのようなモードで。マウスで画面上の基板の素子端子を触るとその部分の電圧波形やインピーダンスなどが即座に表示されるモードです。このモードは一度解析を行えば、すべての素子端子、テストボード端子で特性の観測が有効になります。リアルプローブモードには以下の3種類があります。
①電圧、電流波形/スペクトルモード ②インピーダンスモード ③周波数特性モード
特長5 ノイズ解析機能
◆スペクトル解析モード 解析 リアルプローブモードで、解析実行後マウスで素子端子に触れるだけで、その点の波形及びスペクトルを観測することができます。◆インピーダンス解析モード 解析実行後マウスで素子端子に触れるだけで、2点間のインピーダンス特性を観測できます。 ◆AC解析モード 解析実行後マウスで素子端子に触れるだけで、その点の周波数特性を観測することができます。◆Sパラメータ解析モード 実装されているすべての素子の任意の端子またはテストボード間でのSパラメータ特性をシミュレーションすることができます。(ポート数に制限はありません)