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ODB++は、基板設計および実装会社間のグローバルなデータ交換を、
統合的に実行できる業界初のオープンなデータ形式です。


プリント基板の設計から製造までの流れの中で、
CAD、CAM、DFMでやり取りされ必要とされる情報をすべて網羅した
データベースとして利用します。
(ODBはOpen Data Baseの略でもあります)


ODB++は、メンター・グラフィックスが2010年に買収したバロール・
コンピューター・システムによって1995年に開発されました。


以降ワールドワイドのお客様によって使用、保守されてきました。


日本国内においては、まだGerberフォーマットを使用するフローが
多くあります。


Gerberフォーマットとは旧Gerber Scientific Instrument社が
1960年に考案したもので、もともとフォトプロッタの描画を制御
することを目的として作成されたフォーマットです。


その後、米国電子工業会(EIA)規格のRS-274のサブセットとなり、
現在市場で使用されているものは、RS-274D(標準)、
RS-274X(拡張版)がGerberと呼ばれるフォーマットになっています。


Gerberフォーマットを使用する場合、実装側のCAMシステムに取り
込むには、基板のレイヤ構成、アパーチャリスト、ドリル径やその
種別などの情報を提供する必要があります。

さらにGerberフォーマットは各社CAD/CAMシステムが長年対応して
きたことで、多くの「方言」が派生しており、この解釈の違いに
よる不具合も発生しています。


基板実装/部品実装に必要な情報は基本的にパターン設計CADに多く
存在し、ODB++はその情報を取り込んでいます。


プリント基板の開発はグローバルな市場において競争が激化しており、
OEMおよびサプライヤは製造上の要件を効率良く、効果的にコミュニ
ケーションする手段を模索し、より早く、より質の高い製品を市場に
出そうとしています。


海外展開、EMS(Electronics Manufacturing Service、受託開発/製造)
の利用が一気に加速したことで、従来型の設計とものづくりの体制では
品質の保持、リードタイムのさらなる短縮が困難になってきている状況
です。


従来の基板設計から製造までのフローでは、設計の作業と製造または
実装の作業が切り離されており、それぞれの扱うデータや情報が別々
に扱われていました。

ここで設計と実装において情報のギャップが生じ、本来必要であるは
ずの設計データが実装に渡る時点で欠落することが多くあります。


そこで開発において設計から製造に至るまでの一気通貫を可能にする
ODB++というフォーマットが登場しました。


弊社取り扱いのCADVANCEにおいても、ODB++ 出力I/Fを準備しております。


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