LSI・パッケージ・ボード(LPB)の設計連携に向けて
JEITA LPB相互設計ワーキング・グループ(LPB-WG)が提案した
「LPB標準フォーマットV2.0(LPB-V2.0)」に、
商用EDAツールが昨年2012年11月対応を開始しました。

■LPB(LSI-Package-Board)標準フォーマット
   http://www.jeita-edatc.com/wg_lpb/home/format.html

 ○LPB相互設計紹介
  LPBとはLSI・パッケージ・ボードの相互設計のことです。
  LPBが連携し合って競争力ある製品設計を迅速に仕上げることを
    目指します。
  その為にはLPBに関わる設計に必要な情報や設計結果を流通させる
  必要があります。

  JEITAではこの情報流通を目的として情報交換用のファイルと  その書式を定めました。

  これにより設計部門間と部品・材料サプライヤのバリューチェーンの
  中で情報交換が容易となり、設計の無駄の削減や問題点の解決が最適
  かつ迅速に行われることを目指しています。

   ○背景
  開発の難易度アップ、コスト・開発期間の国際競争の激化に対応する
  ためには設計のやり方の変革が必要です。
  LSI、パッケージ、ボード(以下LPB)個々の最適化ではセット全体の
  最適化を実現するのは難しくなり
  全体を見越した設計が必要です。
  設計・解析のセットアップ情報や結果を共有する為の標準規格を
  策定しています。
  これによりLPBの各設計部門間で情報交換が容易となり設計の無駄の
  削減や問題点の解決が最適かつ迅速に行われることを
  2009年7月LPB相互設計ワーキンググループを発足し目指しています。

 ○活用メリット
  共通規格ができると全体での情報伝達が容易になり、
  早い段階で全体設計構想を練ることができることが期待できます。
  また設計後の解析もLPBの統合解析が可能となり全体を包含した結果を
  出せます。
  解析結果は全体構想設計の中で吟味し、LPBのどの部分に設計変更の
  フィードバックをすべきか適切に判断します。
  これにより全体最適を促進します。

  設計期間の観点でみても短期化が期待できます。
  仕様がはっきりしてからの設計となるので個別設計の期間を短縮でき、
  設計品質を高められるので設計のやり直し回数を削減する効果もあります。
  設計やシミュレーションの入力情報の収集やセットアップの時間も短縮でき、
  全体として開発期間が短縮できます。

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