今後も、新情報が展開され次第、ご案内をさせて頂きます。

(1)低温同時焼成セラミック配線板
   (LTCC:Low Temperature Co-fired Ceramics)
  
  従来のアルミナを主成分とするセラミック材料配線板は  約1,500〜1,600℃の恒温で焼成するため、配線材料として 導体抵抗の高いWやMoの高融点金属を用いる必要があった。 LTCCは基板材料にガラス系材料などを加えることで1,000℃  以下の低温での焼成が可能になり、導体抵抗の低いCu,Ag,Auを 配線材料として使用できる。 基板材料として誘電率や線膨張係数の低い材料を選択でき、 コンデンサ、インダクタ、フィルタなどの受動素子を基板内に 作り込むことで可能になる。また、従来のアルミナセラミックスと 比べて高周波特性や寸法精度が良いため、高周波化や小型高密度化に 対応するための多層配線板技術として注目されている。
(2)部品内蔵配線板
  表面実装されていた部品をプリント配線板内層の有機樹脂の中に内蔵し、 三次元配置にすることで実装面積の縮小が可能で、小型高密度が図れる 配線板である。有機樹脂はセラミックスに比べてプロセス温度が低い為、受動素子だけでなく能動素子も含めて基板内層に配置でき、 小型化の効果も大きい。また、部品の三次元配置により接続配線長が 短縮化されて配線損失が低減できることから、高周波帯域製品の 用途にも期待されている。 弊社でも部品内蔵配線板製作実績があり、多方面のお客様からお声掛けを 頂いております。基板の小型化に悩まれているお客様はぜひ、弊社営業へ お声掛け下さい。


先日、CADVANCEの2011年度ユーザー会が開催され、CADVANCEユーザーとして、アート電子を代表して参加して参りました。 今後のCADVANCEの目指す未来や、次期VerUPの予定等のプレゼンの他、 普段使用されにくい機能の便利な使用方法の紹介など、CADVANCEユーザーにとって非常に有意義なセミナ-でした。 また、CADVANCEユーザーの運用事例や、弊社も使用しているS-NAPの小川社長の公演もあり、盛り沢山の内容となりました。
CADVANCE Ver6.1 ・αⅢ Design6.1 64bitOS版中心のバージョンアップとなります。 新拡張子の使用によりファイルサイズが大幅に小さくなり、起動、終了の処理ともに早くなりました。 メモリの搭載による処理の高速化と合わせて、大規模な基板がストレス無く設計可能になります。 また、同時並行設計の最大クライアント数が10に増え、より同時並行設計を活用し易くなりました。
αⅢ Schema6.1
全体的に改版されましたが、注目はDRCの強化とプロパティマネージャの強化です。
図面のチェック項目が追加されただけでなく、擬似エラーや不要エラーを抑制することが可能となりました。 また、LRをまたいだ複合ネットでチェックを行えるようになりました。 プロパティマネージャーはαⅢ Designのクリアランス等のルール設定機能ですが、 回路図側にも組み込まれたことにより、さらに連携が強化されました。 従来のCADVANCEよりレスポンスが良くなり、かつ便利になったVer6.1を是非お試し下さい

アート電子では、プリント基板のノイズ対策セミナーを開催して おります。 弊社セミナーの特徴として、 ①少人数(20〜30名)の定員とさせていただいております。 ②実務に近い内容としております。 ③著名な講師陣をお招きしております。 これらにより、 ①少人数のため質問がしやすく、疑問点が解決できます。 ②すぐに実務に活かすことができます。 ③興味深い内容をわかりやすく講義していただけます。 毎年セミナーを開催しており、本年の実績は下記となります。

2011年2月 東京開催  20名
2011年5月 浜松開催  30名セミナー風景
2011年7月 名古屋開催 20名セミナー風景

                      

小川隆博様  株式会社エム・イー・エル様

小暮裕明様 小暮技術士事務所様

久保寺忠様 株式会社システムデザイン研究所様
        

  90%以上のお客様より参考になったというご感想を いただいています。

 以下、お客様の声です。
  ①実務に活かせるような具体例をあげていただいたので 大変参考になりました。
  ②全体を通してていねいな説明でわかりやすかったです。

今後もお客様の声を参考にさせていただき、内容の充実した セミナーの開催を検討していきます

 

 

電子・電気回路設計システム”

OrCAD"がバージョン16.5

がリリースされました。  全体としては、Windows7(32,64Bit)に対応しています。(Starterを除く)  基板設計が機能強化が大きく、層数が4層から256層、  部品数が無制限なるなど、  多層・高密度のプリント基板設計に対応しています。  OrCAD CaptureCIS/PSpiceとしては、解析環境の改善としてテストベンチという機能が追加されました。  従来プロジェクトの回路図の一部を取り出しシミュレーションができ、  マスタとベンチのデザイン間で、変更・追加等の情報を比較と、  マスタへのアップデートが容易に出来る様になりました。  また、操作性の向上も図られています。  1.回路図に配置したパーツを固定する機能。  2.部品配置レポート(クロスリファレンスレポート)で、X,Y座標などの配置情報がCSV形式で出力可能。  3.検索結果をHTMLまたはCSV形式にて保存することが可能。  4.ネットをグループ化して他ページへ渡すことができる、ネットグループ機能。  5.Capture CIS専用の初期設定ファイル(CIS.ini)が追加。   2011年10月3日より提供が開始されております。

■地球は太陽から熱を受け取って暖かくなっておりますが れだけでなく地球の空気には水蒸気や二酸化炭素、メタンなど 地球から出されるエネルギーを吸収する気体があり、 それらによって地球表面の気温はより高い温度(平均約15℃)に保たれていると考えられています。 水や二酸化炭素、メタンなど、熱を吸収する気体は、 地球から宇宙へにげて行く熱を蓄えて放出しにくくする性質を持っています。 その為、地球表面は温室のように暖かく保たれるおります。 このような様子から、これらのガスを温室効果ガスと呼んでいます。 現在の地球の平均気温は、生活するには程よい環境となっております。 ところが、沢山のものを作ったり、よりよい生活環境を構築する為 石炭や石油、天然ガスなどの燃料を大量に使用しております。 その為、空気中の二酸化炭素の濃度が増えたりしてきております。 二酸化炭素以外にも、天然ガスの採掘等により メタンガスの濃度なども上昇してきました。 その他にも、、一酸化二窒素やフロンなど特殊なガスの濃度も上昇しています。 フロンなどは、冷蔵庫やエアコンなどで使用しているガスで 私たち人間が作りだしたものです。 現在、世界中で温暖化について考えられ対策をとれてきております。 当社としても、大きな事が出来るはけではありません。 ごみの分別、省エネ等、微力な事しか出来ませんが 出来る事確実に行ないます。

2012年1月18日-20日に開催されるインターネプコン2012に向け、少しずつではありますが、準備を進めております。 先日、インターネプコン出展社専用のセミナーに参加をしてまいりました。 今まではビックサイト東展示場のみでの開催でしたが、 今回は更に規模を拡大し、同時開催のオートモーティブワールド2012、ライティングジャパン2012を含めて、東西両展示場での開催となります。 出展社数、来場者数ともに過去最大の開催となる見込みです。 来場されるお客様に取って、間違いなく有益な展示会となることを確信しています。 今回は展示会の一角で行われる専門技術セミナーも要注目です。 自動車、スマートフォン、照明など、各分野の著名人が公演を行う予定の他、 実装技術やベアチップ実装、半導体業界の動向等の公演もあり、いずれも見逃せない内容となっております。 ■弊社は東展示場1ホールの第13回プリント配線板EXPOにて出展を致します。 小間位置等は決定次第、またご案内させて頂きます。 今回は株式会社ワイ・ディ・シー様とタッグを組んでの出展となります。 また新しいご提案ができることと思いますので、是非来場をお待ちしております。
■会場   東京都江東区有明 3-11-1 東京ビックサイト 東展示場 1ホール 第13回プリント配線板EXPO
■日時
2012年1月18日(水) 10:00〜18:00
2012年1月19日(木) 10:00〜18:00
2012年1月20日(金) 10:00〜17:00

今回は開発〜基板ASSYまでをspeedyかつ高品質にお届けするサービスと、 基板実装状態での3次元ノイズ解析ソフト「S-NAP PCB Suite」を展示させて頂く予定です。 展示スペースには商談ブースを設けております。 事前に御連絡頂ければ、詳しくご説明差し上げる時間を設けますので、 是非御連絡をお待ちしております!!

                                                                                  2011プリント配線板EXPO出展の様子はこちらからどうぞ!

■現在、高密度化、小型化が進み、基板の薄型化や多層化 部品の小型化など多くの分野で変化が進み、 今後もこの傾向は進んでいきます。 変化に対応していくなかで心配の1つがリフロープロファイルが あげられるのではないでしょうか。 最近のお客様の声で、 多層基板にBGAを実装するとき、BGA下のはんだの未融解 や、未融解を防ぐために温度を上げてしまうと、部品の耐熱温度 が気になってしまうとのことでした。 リフロープラスのソフトを使用することで、 設計段階で、温度分布が確認でき、温度が高く掛かっている部分に BGAの部品を配置することで、未融解を防ぎ、かつ基板にかかる 温度分布を均等にすることができます。

■オゾン層は、地表から10〜50kmの高さを中心に広がり、太陽からくる有害な紫外線から、 地球に住む生物を守る役目をしています。 しかし近年、人間が作り出したフロン、ハロンなどの気体によって、オゾン層が破壊され、 人間の健康が脅かせたり、植物の遺伝子に影響をおよぼすと言われております。 オゾンは太陽からの紫外線が酸素にあたって発生するといわれており、 オゾン濃度の最大は高度20km(高緯度地方)〜25km(低緯度地方)に現れます。 紫外線は人間や生物にとって有害なものとなりますが このように、オゾン層は太陽からの有害な紫外線が地表に届くのを防ぐ役割をしています。 しかし近年においては、人間が作り出したフロンやハロンなどの物質が大気中に放出された結果、 オゾン層にまで到達してオゾンと化学反応を起こしてオゾン層の破壊が起きており、 これらのオゾン層破壊物質の措置(モントリオール協定書等)が とられるようになってきております。

私達の身の回りには様々な電子回路があり、
市場、ユーザーが求められるものが次々と生み出されています。エンジニアの皆様の想いを形にする為に必要な部品を
・回路に最適な部品の調達、
・抵抗、コンデンサ類の社内在庫の有効活用
・シフト勤務による円滑な生産投入
といった対応で取組んでいます。 全ての開発品が大ヒットすることを願い、 又、少しでも市場投入が早くなるよう 自社の特徴を生かしていきます。

品質とは

 製品やサービスの品質とは、その製品やサービスが使用目的を どの程度満たしているかの程度であるといえます。お客様が考える品質を企業が実現する為には、 「あるべき姿」や「実現したい姿」と「現状の姿」との差があるか どうかをまず検討することが必要です。 両者の間に差があると考えたとき、それが「問題」として捉えた ことになり、その差を解消することが問題の解決です。 問題には、「発生した問題」と「探す問題」があるといわれています。 意識しなくても分かる問題を「発生した問題」といいます。 これに対して、「探す問題」は、「あるべき姿」が不明瞭な為に、 現状を見ても問題だと思わないことをいいます。 これは、問題の解決以前に、問題の把握自体が企業や個人によって 異なってしまうことから起こるといわれています。 


品質管理とは

品質管理は、生産する製品や提供するサービスの品質をほどよく、 そして一定に保つ為の取り組みです。企業が製品を生産し、 サービスを提供するときに、お客様のために良いものを 作らなくてはなりません。良いものとは、よい品質のもののことです。 そして、その製品やサービスの一つ一つの品質に不ぞろいが ないようにすることが必要です。なぜならば、同じ値段で品質の 不ぞろいな製品やサービスを提供すれば、それを購入したお客様が 不満や不公平を招く結果になります。 それでは、品質の不ぞろいに応じて値段を変えることは、どうでしょうか。 お肉のばら売りや、飲み物のように、品質ではなくて、量に応じて 値段を変えるのは、説明が難しくありません。しかし、品質に応じて 一つ一つの製品やサービスの値段を変える場合、それを提供する企業にとって、 値段の違いと品質の関係について十分納得のいく説明をすることは、 とても困難なことです。当然のことながら、それを購入するお客様にとっても 値段と品質の違いを一つ一つ調べて買うのは、時間と労力が掛かります。 製品やサービスの品質を一定に保つ為には、材料の仕入、製品の生産、 販売の各段階で、品質が一定に保たれたれる為の仕組みを創らなければうまくいきません。 こうした取り組みを品質管理といいます。 このことをもう少し具体的にいうと次のような品質についての問題を 解決することであるといえます。
 ○検査の結果、不適合品(不良品)が多すぎる、手直しが多い
 ○機械や装置の手入れが悪く、廃棄する以外に方法がない
 ○作業者の作業不注意によるミスが多い
 ○作業者が同じミスを何回も繰り返す
 ○現場のリーダーに品質意識が無く、そのために、作業者が
  出来上がるまでの納期や、コストだけを重視する。
 ○新しい作業だがやり方がはっきりしていないので、
  作業員がまちまちのやり方で作業をしており、各人の効率が異なっている。
 ○いつもお客様からの苦情が多い
 ○初回品に不適合が多くて困る。
 品質管理の活動は、これらの困っている問題を解決していく為に 必要な一つの仕事です。この活動は、単に従業員一人一人が活動するのではなく、 それぞれの職場内か職場間で協力し合って、問題を解決していくのが特徴です。

開発サポート

弊社では、回路設計からシュミレーション、基板設計、部品購入、
基板実装まで等、基板に関する業務をしております。
回路設計に関しては、下記の様な内容にて行っております。
1.詳細仕様、使用部品等の詳細仕様を頂き、回路設計を行う。
2.仕様にて、部品選定から回路設計を行う。
3.仕様要求にて、仕様決めから回路設計を行う。
等々、色々な状況からの設計対応をしております。
また、ハードウェアー、ソフトウェアーとも、ネットワークも含めて、対応しております。
ユニバーサル基板での試作基板作成等も対応しておりますので、 試作基板等のご要望が有れば、御相談下さい。

ふじのくに医療機器用部品・部材産業交流会

来る、平成23年10月11〜14日に開催される、
【ふじのくに医療機器用部品・部材産業交流会】への出展が決まりました。
弊社は第2部にあたる10/13,14に開催される、ハードウェア部門での出展となります。
■会場
〒113-0033
東京都文京区本郷3-39-15
医科器械会館 2階 セミナーホール
■日時
10月13日(木) 12:00〜18:00
10月14日(金) 10:00〜17:00
医療機器分野をターゲットにした展示会に参加するのは今回が初となります。 今回は静岡県の元気溢れる多種多様な企業様との共同出展ということもあり、 企業間で協力することで、新たな提案ができることと思います。 どちらかというと、今回の展示会は交流会という側面が強い様ですので、 皆様も、企業同士が知り合う場ということで奮ってご参加頂ければと思います。 特に医療関係の皆様にとっては、今まで未知の分野からのコンタクトということもあり、 意外な収穫があるのではと思っております。
今回は開発〜基板ASSYまでをspeedyかつ高品質にお届けするサービスと、 基板実装状態での3次元ノイズ解析ソフト「S-NAP PCB Suite」を展示させて頂く予定です。
事前に御連絡頂ければ、詳しくご説明差し上げる時間を設けますので、 是非御連絡をお待ちしております!!
info@art-denshi.co.jp

RoHS指令についてのおさらい

RoHS対応が当たり前の時代となり、環境に対する意識が高まっております。 弊社としてもISO14000を無事取得致しました。 RoHSという言葉を一般的にも聞くようになりましたが、 新入社員さんへも説明ができるように改めて内容を確認しておきます。

■RoHS指令(ローズ指令)とは、人や自然環境が有害物質によって 悪影響を受けるのを防ぐため、特定の有害物質を電気・電子機器に使うことを禁止する規制のことです。
 RoHSとは「Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment」の略で、日本語に訳すと「電気・電子機器における特定有害物質の使用規制」となります。

ヨーロッパではRoHs指令により鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、2種類の臭化難燃剤の六品目を
 2006年7月1日から、電気、電子機器に使用する事を禁止する規制が始まりました。 この中でも特に電気、電子機器に使用する鉛入りはんだの規制が重要視され鉛フリーはんだ使用に よるハンダ付け技術の向上と安全性が要求されます。 はんだごてによるハンダ付けの場合、一般的にヤニ入りハンダを使用することが多いのですが、 ヤニ入りの鉛フリーはんだは製作上の問題で種類が限定されています。 例えば、Sn−Zn系合金や、Sn−Bi系共晶合金等のはんだは、線引きが難しかったり、合金自身が酸化しやすく、
 また、フラックスとはんだ合金が反応してしまう等の問題があります、従ってSn−Cu系合金や、 Sn−Ag−Cu系合金等の融点が210〜230℃のヤニ入りハンダを使用することが多くなります。 そのため、従来の鉛共晶ハンダを使用するときに比べ問題点を認識し使用することが必要です。

■RoHS指令の罰則

罰金、販売した製品の回収、の2点はあります。 金額については具体的にはわかりませんが、罰則をうける企業への ダメージは小さくはないと考えられます。確実な対応を取る必要がある事は言うまでもありません。 感じて見える方も多いと思いますが、RoHS指令はまだまだとても流動的な指令です。 今後、どのような問題が発生し、罰則が行われるかは定かではありません。

■鉛(Pb) 

含有させれば加工し易くなったりします。ただ、毒性も強いのがこの成分の特性。 小さな鉛入りペンダントを口にいれた子供が健康障害を起こした話などは有名です。 昔は口の中に使用する虫歯後の保護カバーに使用していました。恐ろしい事です。

■カドミウム(Cd)

真鍮(しんちゅう:銅と亜鉛との合金)などに含まれています。 腎臓に対して、機能障害を起こす恐れがある危険物質。 カドミウムの含有が、鉛に続き対応での問題となっていきます。

■水銀(Hg) 

この有害物質による事件は忘れられないものになりました。 社会的な問題となった「水俣病」がそれにあたります。 農薬として多く使われたり、薬品の保存剤として使われたりと人の体内に入るキッカケも多く 使用方法を間違えるととても恐ろしい事件を引き起こします。

■六価クロム(Cr6+) 

クロムにとして、酸化された六価や三価、又は金属クロムというものが代表的です。 対応にあたっては、この3つ知っていれば問題ありません。 この三価クロムや金属クロムは無害です。クロムが含有されている場合は詳しく調べましょう。

■ポリ臭化ビフェニル(PBB) 

樹脂成型などで使われる難燃剤に含有される物質です。 塩素が臭素に置き換わった類似の構造を持つ物質です。 現在の日本の樹脂製品にはあまり使用されていません。

■ポリ臭化ジフェニルエーテル(PBDE)

これも難燃剤に使用されることがあります。  金属から出てくるって事は今まで聞いた事がありません。  古い在庫を多く抱える企業では、入念な調査が必要です。

■中国版RoHS指令 

中国で2007年3月1日に施行された、電気、電子などの製品における特定有害物質の使用を禁止した法律 (正式名称:中国電子情報製品汚染抑制管理弁法)中国版RoHsは、有害物質含有の有無の表示を義務付ける第一段階と、 有害物質の使用を禁止する第二段階からなる。

アート電子では、プリント基板設計業務を行っています。
今回は設計技術チームを紹介します。
アート電子社内には現在、浜松に5名の基板設計者がいます。
また、シミュレーション担当者が1名います。
東京設計センターには、1名の基板設計者が常駐しています。
使用CADは、主にCADVANCE αⅢ(YDC様)、CR-5000 BD(図研様)の
2種類を使用しています。設計者はどちらのCADも使用でき、お客様
のご要望など状況に応じた対応が可能となっています。CADデータを
ご支給いただき、お客様のCAD設計仕様での対応も対応しています。
上記と重なる内容、今では普通に行われている内容もありますが、
特徴といたしましては、
 ①社内で実装まで行っているため、基板製作、実装まで考慮した
  基板設計が可能。
 ②開発実務経験豊富なシミュレーション担当者がおり、基板レイ
  アウトの事前シミュレーションにより、回路や接続変更のご提
  案が可能。
 ③社内に5名の基板設計者がいて、2種類のCADを使用でき、
  CADVANCE αⅢ 同時並行設計による短納期対応が可能です。
  1枚の基板を同時に3人で設計を行うことができ、開発工期短
  縮に貢献できる。
などが挙げられます。
シミュレーションの実績は10年になります。機密情報のため、お
客様名は公表していませんが、多くのお客様とお取り引きがあり、
実績があります。
プリント基板設計のご予定がありましたらご相談ください。
http://www.art-denshi.co.jp/contact/index.html

アート電子では、プリント基板設計CADであるCADVANCEの販売代 理店をしております。また販売するだけではなく、回路図作成、 基板設計のトレーニングの対応もさせていただいております。弊社トレーニングの特徴といたしましては、  ①基本的に1名から5名の少人数で実施します。  ②会場はお客様または弊社で実施します。  ③お客様の状況に合わせた内容で実施します。 これにより、  ①お客様の習得状況を確認しながら進めることができます。   不明点、疑問点を解決しながら進めていきます。  ②お客様の実際の使用環境で操作習得が可能です。   機密の関係などで立ち入りが難しい場合は弊社で実施可能です。  ③実案件でのトレーニングが可能です。 実績として1年間で、のべ7社のお客様のトレーニングをさせてい ただいています。お客様を訪問させていただいてトレーニングを行っ たケースが半数となっています。アート電子では、基板製作も承っ ておりますので、実際にご依頼いただいたお客様も大勢いらっしゃ います。 また、操作方法や不明点の電話でのサポートも行っております。 CADの活用でお困りでしたら一度ご相談ください。 http://www.kaihatsu-support.com/category/1039155.html

アート電子では、プリント配線板設計CADのほか、 回路設計CADとして、下記の3種類を使用しております。

 1.CADVANCE αⅢ Schema
 2.CR-5000 System Designer
 3.Or CAD Capture CIS

特に、1,2に関しては、プリント配線板設計CADとも、 連携しており、回路設計からプリント配線板設計までの、 トータル設計をスムーズに行える体制を取っております。

また、回路設計CADにて、回路設計、回路図トレース等、 御要望に応じて対応させて頂いております。

■先日、お客様より効率の良い面付けについて 質問を受けました。 お客様も、各基板メーカー様へお見積依頼をすると、 各基板メーカー様より、この面付けでいいでしょうか? と問合せが多くあり、正直良く分からないということで、 私に質問をいただきました。 (私を思い出してくれたこが、とても嬉しかったです)

当社も、複数の基板メーカー様に依頼をしております。 基板メーカー様毎に、持っている設備も異なり、 それぞれの特徴があります。基板を製作するときの「ワークサイズ」もメーカー様でそれぞれ異なります。

ですから、一概にこの外形サイズが効率の良い面付けですよ! とはなかなか言い切ることができません。 (もちろん、一般的なワークサイズがありますが、 必ずそのワークサイズが適用されるとは限りません)

その基板が、評価用のボードで一回しか生産しない基板であれば、 そのときに製作をする基板メーカー様にあわせるのが良いと思います。

また、いずれ量産を行なう予定ではあるが、 今回は納期対応のため試作メーカー様で基板を製作する場合は、 試作メーカー様に合わせるのではなく、量産メーカー様に合わせるのが良いと思います。

また、量産メーカー様でも、製作する枚数により ワークサイズを決定します。

そして、量産基板であれば、実装方法も考えたほうが良いと思います。

上記の視点から、私がお勧めする 効率の良い面付けを決定するときのポイントです。

 1.層数
 2.個片の外形サイズ
 3.製作枚数
 4.試作のみか、量産に移行するか
 5.特殊な仕様があるか
 6.実装方法


基板に関して、お困りなことがございましたら、 是非、お声を掛けていただければと思います。


■熱設計の基礎
 ○電子部品の実装における熱の関わりには、 実装時のはんだ付け加熱と実装後の電子
  機器稼動時の電子部品の発熱に伴う温度上昇の2つがある。
 ○実装時のはんだ付け加熱では、全てのはんだ付け接合部を、はんだの融点以上で、
  かつ、電子部品の耐熱温度以下に加熱し、はんだと基板との界面での適度なぬれ、
  溶解、拡散現象により健全な接合部を形成させるための過熱が重要となる。  ○実装を行い、製造された電子機器はそれを駆動する為に電子回路に電流を流す。
  導体材料に電流を流すと、ジュール発熱により電子部品の温度が高くなる。
  電子部品の温度が高くなりすぎると、部品の特性変化や劣化、故障が生じる。
  そこで、過度の温度上昇を防ぐ為に、熱をうまく逃がす様な実装構造とする事が重要となる。
■熱の伝わり
 ①熱伝導   :固体内部で熱を伝える
 ②熱伝達   :固体表面と流体との間で熱を伝える
 ③対流    :流体中で熱を伝える
 ④輻射(熱放射):固体の表面での電磁波の放射、吸収によって熱を伝える
■はんだ付け用の加熱熱源と温度上昇/はんだ付け加熱機器と熱利用の分類
  ○はんだ付けでは、適切な加熱温度範囲(温度と時間)があり、この温度範囲に加熱する
  必要がある。
 ○過熱法は、熱源の温度をはんだ付け温度より高温にしておき、はんだがぬれる温度以上
  で、部品が損傷を受ける温度以下となるように温度をコントロールする必要がある。   この為、1枚のプリント基板全体を加熱するのは難しく、 局所的に接合部を加熱して
  はんだ付けを行うときに用いられる。
 ○漸近法は熱源の温度をはんだ付け温度程度にして、 熱平衡になるまで加熱する方法です。
  熱の伝わりが遅い熱風(対流熱)、赤外線(放射熱)を利用した炉 (ホットエア炉、
  赤外線加熱炉)がある。 この方式は、熱源の温度以上には加熱されない利点があり、
  プリント基板全体の一括加熱によるはんだ付けに用いられる。
 (1)伝導熱の利用:温度差のある物体内部の分子間で起こる熱の伝わり
   ○電気はんだ付け用こて
   ○浸せき浴(噴流、静止)
   ○抵抗加熱
   ○ホットプレート 
 (2)対流熱の利用:熱エネルギーを持つ流体の移動によって生じる熱の伝わり
   ○熱風
   ○(蒸気潜熱)
 (3)放射熱の利用:電磁波の放射吸収による熱の伝わり
   ○赤外線(遠赤、近赤)
   ○レーザー
   ○光ビーム
■近年では、高多層・高密度実装化、搭載部品の多様化、特殊基板の流通による多くの
 制約の中で、基板実装会社では、実装工程の効率化に向けた様々な取り組みがなされて
 います。アート電子では、パターン設計・試作実装工程を持ち、様々な視点からお客様へ
 ご提案をさせて頂いております。BGA接合部のはんだが溶けるか心配。放熱特殊基板
 実装を初めて行う。はんだが上がらない。等あれば、 下記よりお問合せ下さい。
http://www.kaihatsu-support.com/category/1039155.html

■次回開催の名古屋セミナーについて

既に多くのお客様にはメールにてご案内させて頂いておりますが、 今年5/25に開催させて頂きました「ノイズ対策セミナー2011in浜松」が好評でしたので、 今回名古屋にて追加開催を行わせて頂く運びとなりました。

【日時】  2011年7月27日(水)10:30〜17:30 (受付10:00 )

【会場】 愛知県名古屋市西区名駅二丁目27-8
名古屋プライムセントラルタワー13階 第5会議室

☆前回のお客様の声

・グランドの考え方(スリットや配置)は非常に参考になり、 今後に活かしていける内容であった。
・浜松市内で充実したセミナーを受けられて大変満足しました。
・実務に活かせるような具体例をあげていただいたので大変参考になりました。
・EMIで苦労してきたので、シミュレータを使うと何が原因でどう対策すればよいか
 具体例があるとよかった。
・全体を通してていねいな説明でわかりやすかった。
・基本的な内容から実際に役立つ事例などが学べとても良いセミナーだったと思います。
・機会があればまた参加したいです。
・名古屋、大阪等関西でもお願いします。
・実戦的なのが他のセミナーにない素晴らしい点と思った。

先日、講師陣とセミナーに向けて事前の打ち合わせをさせて頂きましたが、 各講師から、前回のセミナーより充実した内容で行いたいという意欲を感じました。 前回のセミナーでは参加者様より頂いた問題に対して、講師陣が討論するパネルディスカッションが好評でしたが、時間が少なかった為、もう少し聞きたかったという声を多く頂戴しました。 今回のセミナーはパネルディスカッション時間を拡大し、 参加者様により満足して頂けるセミナーになることを確信しております。
各講師はそれぞれ得意としている分野が違うため、 共通のテーマで討論しても、それぞれまったく違うアプローチで問題の核心に迫ります。 各講義も前回のセミナー参加者の意見を参考にして、より充実した内容でお届け致します。 参加者の皆様に「来てよかった!」と言って頂ける様に準備を進めておりますので、奮ってご参加下さい。

お申し込みはこちらのページよりお願いいたします。
http://www.kaihatsu-support.com/article/14012635.html

電子回路のデジタル化も進み、使用する周波数も高周波となっております。 その中で、信号品質を高め、さらにノイズ対策も必須なものとなっています。 弊社にご依頼頂く設計も、シミュレーション・ノイズ対策込み、 また、シュミレーションのみとシミュレーション・ノイズ対策の ご依頼を頂くケースも増えております。

弊社でのシミュレーションツールの一部を紹介させて頂きます。

 1.HyperLynx Line/Board sim(電装線路解析presim/postsim)
   LineSim(伝送線路プリシミュレーション)
    デジタル高速回路の信号劣化状態を回路設計段階で解析し、
    その条件を回路図、PCBレイアウトに反映させ信号品質を高めるプリ伝送線路解析ツール。
   Board sim(伝送線路ポストシミュレーション)
    LineSimで得られた設計条件をレイアウトCADデータが満たしているか
      デジタルオシロスコープで検証するポスト伝送線路解析ツールです。
      レイアウトCADデータの物理的情報を基にオーバーシュート、アンダーシュート、
      リンギング、遅延、タイミングマージン等を解析することが可能です。

 2.DEMITASNX(EMCチェック・面解析)
      プリント基板動作時に発生する「不要電磁波」を抑制するためのルールチェックで、
   部品配置や配線、プレーン部分等のEMI解析および
   EMI発生の原因となる、電源−GNDプレーン間のプレーン共振解析を行い、
   基板試作前の段階で部品の配置検討が可能。

製品段階での、対策は、時間と費用が掛ります、設計段階でのシミュレーションで 、対策を盛り込む事が、製品開発の品質、効率を上げる最良の方法と思っています。

上記の、影響で困っている開発担当者様、是非一度お問い合わせください!

シミュレーションセミナー

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アート電子株式会社

住所

〒433-8104
静岡県浜松市東三方町23-5

アクセス

浜松駅バスターミナル⑬のりば
50 市役所:山の手医大 浜工東下車(所要20分)
56 市役所・萩丘住宅テクノ都田浜工高前下車(所要20分) *アート電子社屋まで ともに 徒歩5分