マイコンやFPGAでI/O電圧が3.3V時の注意点 | パターン設計開発支援サイト
マイコンやFPGAで,I/O電圧が3.3V時の注意点。
・異なるI/O電圧のICとの接続。
例えば、5V系。
①5V系のデバイスを駆動できない。
5.0VのCMOSの場合, 入力側は2.5Vをしきい値としてHレベルとLレベルを判断します。
VOHが2.4V以上のLVTTL信号を接続した場合,
もし2.4Vであれば、わずか0.1Vではありますが信号の伝達が
保証できません。
逆にLVCMOSであればVOHが2.96V以上ですから, 5VのTTLインターフェースに対しても正しく信号伝送が行えます。
②5V系の信号はI/O電圧3.3VのICの破壊する可能性が有る。
TTLではVOHが最小2.4Vと規定されていますので,
接続できそうですが、TTLの場合,Hレベル時の出力電圧は最大で
5.0V近くになる可能性があります。
つまり,3.3V入力に5.0Vが印加される可能性がある。
例えば、3.3VのLVTTL/LVCMOSインターフェースに設定した場合,
最大入力電圧は3.6VとDC特性で規定され、
また,絶対最大定格は3.75Vの時、5Vを印加した場合、
ICが破壊する可能性が有る。
したがって、3.3Vを超えないように注意しなければなりません。
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