デジタルICの電源ノイズとデカップリング回路の必要性 | パターン設計開発支援サイト
デジタルICの電源ノイズとデカップリング回路の必要性
デジタルICにつながる電源には、各種のコンデンサやEMI除去フィルタが使用されます。
これらはICの電源端子と電源配線をつなぐ接続点に、
デカップリング回路を盛り込む事により、
電源品質を向上させる事が出来ます。
デカップリング回路の働きとは、
(1) ICから出入りするノイズを除去する。
(2) ICの動作よる過渡的な変化に対して、電源電圧を維持する。
(3) 信号経路の一部。
などの働きを持っています。
デカップリング回路が十分に働かない場合、
(1) 外部にノイズが流出し、他の回路の動作に不具合が出たり、
機器からの不要輻射が増加する。
(2) 外部からのノイズの影響で、ICの動作に不具合が出る。
(3) 電源電圧が変動し、ICの動作に不具合が出たり、
信号品質が低下したり、信号に重畳するノイズが増える。 (4) 信号電流の帰路が不十分となり信号品質が低下する。
上記の不具合が発生する可能性があります。
最適なデカップリング回路を盛り込む事は、
ノイズ除去と回路動作の安定に必要です。

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