ベタとの配線バランス ----- パターン設計開発支援サイト
プリント基板設計に関する考え方を紹介します。
■チップ部品のベタとの配線バランス
チップ部品をベタGNDなどに接続する場合は、
左右のパッドへの配線幅を揃えるようにします。
(※注意 写真の例では揃っていません)
配線幅が揃っていない場合、
リフロー時にチップ立ちが発生する可能性が高まります。
熱の逃げがそろっていないため、
クリームはんだが溶けるタイミングが左右のパッドで変わります。
先に溶けたパッドのはんだの表面張力により、
チップ部品が動いてしまい、チップ立ちや位置ずれが発生します。
1608 → 1005 → 0603 → 0402 というように、チップ部品の
小型が進んでおりますので、少しのパターン幅の差でも、
割合で考えると大きな差となってしまいます。


- 直角配線
- ベタとの配線バランス
- 部品極性シルク
- リターンパス
- GNDプレーン分断
- パスコンの配置
- ICの下はできるだけグランドを入れる
- T分岐配線を避ける
- シルク文字の配置
- Vカットライン付近のシルク
- 部品パッド-ビア間のレジスト間隔
- スルーホール接続の鋭角パターン
- フォトカプラの配線
- VR(可変抵抗)の配線
- トップビュー/ボトムビュー①
- トップビュー/ボトムビュー②
- 円形基板の面付け
- 電解コンデンサの部品サイズ
- 部品パッケージ
- 電流に対してのパターン幅
- 基板認識マークの位置
- ミシン目と部品の位置
- Vカットと部品の位置
- 基板端と部品の距離
- 基板取り数
- 高電圧基板に関して
- 鉛フリーはんだ仕様の設計仕様
- シミュレーションについて