シミュレーションについて | パターン設計開発支援サイト
◆シミュレーションについて
Q:
御社で対応可能なシミュレーションを教えてください。
A:
下記の対応が可能です。
①信号波形シミュレーション
回路信号波形を試作前に確認し、回路自体や配線パターンの検討をします。
1. Pre Simulation :プリント基板設計前に検討を行い、
主に回路とパターン構想の検討をします。
(ドライブ能力、配線分岐、ダンピング抵抗の要/不要の検討)
2. Post Simulation :プリント基板設計中に該当パターンを抽出して
波形を確認します。
(信号波形の詳細確認、ダンピング抵抗値の検討)
※“IBIS”という半導体特性記述ファイル(メーカー提供)を
用いて解析するため、解析信号の周波数限度は200MHz程度と言われます。
☆EMI特性に対してもクロックなどの波形をきれいにしてノイズ成分を
低減する事は重要です。
②EMIチェック
基板の配置・配線をEMI悪化要因の視点で定量的にチェックを行います。
<13項目のチェック>
1. 配線長
2. ビア数
3. 基板端
4. GVプレーンまたぎ
5. リターンパス不連続
6. SGパターン有無
7. 放射電解チェック
8. SGパターンビア間隔
9. プレーン外周
10. フィルタチェック
11. デカップリングC
12. 差動信号チェック
13. クロストークチェック
③プレーン共振解析
EMI放射を増大する要因である基板GNDプレーンと電源プレーン間の共振を
解析して対策します。
基板上で平行平板となるGNDプレーン(面)と電源プレーン(面)が
高周波で共振をするため、共振点周波数でのEMI放射原因ノイズを
増大する恐れがあります。
プレーン形状の変更やコンデンサ追加によって、共振レベルを
抑える対策をします。

- 直角配線
- ベタとの配線バランス
- 部品極性シルク
- リターンパス
- GNDプレーン分断
- パスコンの配置
- ICの下はできるだけグランドを入れる
- T分岐配線を避ける
- シルク文字の配置
- Vカットライン付近のシルク
- 部品パッド-ビア間のレジスト間隔
- スルーホール接続の鋭角パターン
- フォトカプラの配線
- VR(可変抵抗)の配線
- トップビュー/ボトムビュー①
- トップビュー/ボトムビュー②
- 円形基板の面付け
- 電解コンデンサの部品サイズ
- 部品パッケージ
- 電流に対してのパターン幅
- 基板認識マークの位置
- ミシン目と部品の位置
- Vカットと部品の位置
- 基板端と部品の距離
- 基板取り数
- 高電圧基板に関して
- 鉛フリーはんだ仕様の設計仕様
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