電流に対してのパターン幅 | パターン設計開発支援サイト
プリント基板設計に関する考え方を紹介します。
■電流に対してのパターン幅
1Aの電流を流すプリント基板のパターン幅は
一般的に1mm必要とされています。
これは銅箔厚35μで、温度上昇を考慮した値となっています。
それでは、電流がそれほど流れない電源ラインはパターン幅を
太くしなくてもよいか、
というと必ずしもそういうわけにはいきません。
最近では、1.0Vや0.8Vという低電圧の電源の場合もあります。
この場合、
パターンの抵抗による電圧降下を考慮する必要があります。
例えば、5.0Vに対して0.1Vというと2%ですが、
1.0Vに対しての0.1Vとなると10%となり、
影響が無視できない数値となります。
パターンを太くすることでインピーダンスを下げ、
電圧降下を防ぐようにします。

- 直角配線
- ベタとの配線バランス
- 部品極性シルク
- リターンパス
- GNDプレーン分断
- パスコンの配置
- ICの下はできるだけグランドを入れる
- T分岐配線を避ける
- シルク文字の配置
- Vカットライン付近のシルク
- 部品パッド-ビア間のレジスト間隔
- スルーホール接続の鋭角パターン
- フォトカプラの配線
- VR(可変抵抗)の配線
- トップビュー/ボトムビュー①
- トップビュー/ボトムビュー②
- 円形基板の面付け
- 電解コンデンサの部品サイズ
- 部品パッケージ
- 電流に対してのパターン幅
- 基板認識マークの位置
- ミシン目と部品の位置
- Vカットと部品の位置
- 基板端と部品の距離
- 基板取り数
- 高電圧基板に関して
- 鉛フリーはんだ仕様の設計仕様
- シミュレーションについて