めっきの種類と特性 | パターン設計開発支援サイト
めっきの種類と特性
電子機器製造において、
ソルダリングの対象となる金属には色々あり、
金や銀のようにソルダリングしやすい金属と
アルミニウムやニッケルのようなソルダリングの難しい金属があります。
ソルダリングの難しい金属には
表面にソルダリングしやすい金属をめっきして
ソルダリングを行うのが一般的です。
ソルダリングに用いられるめっきの種類と特性を 表にしました。
ソルダビリティの良好な金、銀、錫、ソルダが用いられています。
ソルダビリティの悪いニッケルは長期安定性がある為、
下地のめっきとして使用されており、このニッケルめっきの上に
ソルダビリティの良好なめっきが施されています。
めっき | ソルダビリティ (金属結合により 強固に結びつく性質) | ソルダへの 溶解速度 | 長期安定性 | 処理の 経済性 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
Au(金) | 良好 | 速い | 良好 | 高い | 機械的特性劣化、電気的特性良 |
Ag(銀) | 良好 | 速い | 普通 | 普通 | 電気的特性良、硫黄で硫化銀生成 |
Cu(銅) | 普通 | 普通 | 悪い | 普通 | 酸化大、下地めっきとして使用 |
Sn(錫) | 良好 | 速い | 普通 | 普通 | 経時的劣化大 |
Ni(ニッケル) | 悪い | 遅い | 良好 | 普通 | 下地めっきとして使用 |
ソルダめっき | 良好 | 速い | 良好 | 普通 | 保管性良 |

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