ソルダペーストの劣化によるはんだボール | パターン設計開発支援サイト
ソルダペーストの劣化によるはんだボール
ソルダーペーストの劣化は、
①長時間印刷による劣化
②リフロー中の劣化
③保管時の劣化
の3種類にわかれます。
ソルダーペーストを長時間印刷すると、粘土、
チキソ比の上昇による印刷不良を起こす場合は
あります。
この時、金属塩の形成で活性剤の還元力が低下し、
はんだボールが発生する場合もあります。
“使用時間限定”、“ペースト追加供給”、
“作業環境温度の調査”等の対策が有効となります。
リフローでは、部品間の温度差を一定にするため
プリヒートされますが、その時間が長いと活性剤劣化、
はんだ粉の酸化を招きはんだボールを増加させます。
大型部品搭載などの影響でリフロー時間が長くなる
場合は、N2炉、高耐熱性を謳ったソルダーペーストの
利用を検討する必要もあります。
※チキソ比
粘度計の測定で、回転数と粘度のデータから得られる
傾きから、チキソ性の程度を 表す指数となるもの。
※チキソ性
粘度の高い液体に力を加えると流動性が生じる性質

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