フラックス内の微小はんだボール | パターン設計開発支援サイト
フラックス内の微小はんだボール
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ソルダペーストの加熱だれ
加熱だれで、薄らにじんだ状態になると発生します。
この状態はペースト種、印刷厚の違いで、
発生するパッドパッド間距離が異なることから、
一概に決まった個所でボールが発生するとはいえません。
完全にショートしたパッド間ではリフロー後の
ブリッジが発生しやすい為、この状態にしてはいけません。
加熱だれの抑制には、プリヒート迄の昇温速度を
抑えることが有効といわれています。
プリヒート後の状態を確認し、
加熱だれが
発生している ようであれば、
“リフロー炉のコンベア速度を下げる”、
“プリヒート迄のゾーン数を増やす”
などの対応で昇温速度を調整する必要があります。
・
フラックスの流出により発生するはんだボール
はんだ粉の溶融に伴いペースト内のフラックスは、
はんだ外へ流出します。
この時、溶け遅れた粉末がフラックスに流し出され
はんだボールとなります。
これを緩和する為には、溶融温度付近の昇温速度を
抑え、
フラックスの流出速度を遅らせることと、
溶融迄の熱劣化を抑えて(プリヒート温度を下げる、
プリヒート時間を短くする等)、
はんだ粉末の酸化
による溶け遅れを抑えることが有効。

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