ハロゲンフリー銅張積層板 | パターン設計開発支援サイト
■ハロゲンフリー銅張積層板
最近では、電子機器分野だけでなくほとんどの分野で、
耐熱性のある銅張積層板が使われるようになっている。
銅張積層板に耐熱性を与える方法としては、通常、樹脂合成の
段階で原料に臭素(Br)化合物のようなハロゲン化合物などを使うか、
ハロゲン系の耐熱付与剤を加えている。
現在の耐熱性銅張積層板のほとんどはこの手法で作られている。
しかし、この方法では、銅張積層板の燃焼時にダイオキシンなどの
有害ガスが発生する可能性が有り、かつ、耐熱性や電気絶縁性が
汎用タイプの製品より若干劣るため、最近ではハロゲンフリー銅張
積層板と称し、ハロゲン化合物を使わず窒素(N)やリン(P)化合物を
用いた新しいタイプの耐熱性銅張積層板が開発され、市販されている。
JPCA規格(日本電子回路工業会規格)では、ハロゲン含有量を規制した
耐熱性銅張積層板の規格を定め、所定の試験法で測定したハロゲン含
有率が臭素0.09wt%(900ppm)以下、塩素0.09wt%(900ppm)以下、
総量0.15wt%(1,500ppm)以下の製品を
ハロゲンフリープリント配線板用銅張積層板と定義し、
従来の耐熱性銅張積層板と区別して表示するよう提言された。
これらの規格はIEC国際規格、IPC規格などでも採用され広く
普及している。

- 部品内蔵基板
- リジットフレキ基板
- 放熱基板
- 銅基板
- 高周波用基材
- セラミック基板
- 高熱伝道アルミベース基板(基材入り薄型高熱伝道材料)
- 部品内蔵電子回路基板
- メタル基板
- フレキシブル銅張積層板
- ビルドアップ多層プリント配線板
- ハロゲンフリー銅張積層板
- 部品内蔵基板
- 各種基材のお取り扱いについて
- パネルサイズ
- プリント配線板に使用する材料
- 電子回路基板
- プリント基板製作のお問い合わせ①
- プリント基板製作のお問い合わせ②
- プリント基板製作のお問い合わせ③
- プリント基板製作のお問い合わせ④
- プリント基板製作のお問い合わせ⑤
- プリント基板製作のお問い合わせ⑥
- プリント基板製作のお問い合わせ⑦
- フラックス
- ビルドアップ基板の層構成について
- SVHC 第14次追加物質
- AIS MSDSplus 管理対象物質リスト
- Vカットの深さ
- ハロゲンフリー基板
- インピーダンスコントロール
- アルミ基板について
- SVHC 第15次追加物質
- プリント基板の反り対策
- AIS MSDSplus 管理対象物質リスト 改定
- ソルダレジストの役割について
- ソルダレジストの工程について
- ソルダレジストの用途別タイプ
- フタル酸エステル系物質
- マーキングについて①
- マーキングについて②
- 導体パターン形成について
- プリント基板製造めっき工程
- 仕上がり銅箔厚について
- インピーダンス測定について
- CMRT 5.0について
- ワイヤーボンディングについて
- パターン間ギャップ
- 銅メッキ製造方法について
- プリント基板製作時に費用を抑える方法
- インピーダンスコントロール(テストクーポン)
- 薄い実装基板
- REACH 第18次SVHC追加8物質
- ユニバーサル基板製作
- リジットフレキ基板
- FR-4とCEM3の相違点
- AIS MSDSplus 管理対象物質リスト 最終改定