フタル酸エステル系物質 | パターン設計開発支援サイト
フタル酸エステル系物質として、最初に思いつくのが、
DEHP:フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)です。
その用途は、塩化ビニル製品(床材、電線被覆、一般
用フィルム・シート、農業用ビニル、工業用原料、壁
紙、ホース・ガスケット、レザー、塩化ビニル樹脂、
履物など)のポリ塩化ビニル合成樹脂の可塑剤として
多く使用されています。
可塑剤とは、合成樹脂(プラスチック)を軟らかくす
るために使用されるもので、プラスチックに柔軟性を
持たせたり、加工し易くすることができます。
プラスチックの加工は、可塑剤なくしては出来ないと
いっても過言ではないでしょう。
反面、その毒性も指摘されており、内分泌攪乱物質と
して生殖障害などを引き起こす可能性が指摘されてい
ます。
このような背景から、DEHP、DBP、BBPはREACHの認可物
質となっており、改正RoHS指令(RoHS2指令)において
も、2015年6月4日、RoHS2の禁止物質(制限物質)を定
めた2011/65/EUのAnnexⅡを置き換える(EU) 2015/863が
公布され、禁止物質のひとつとして追加されています。
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