ハロゲンフリー基板 | パターン設計開発支援サイト
○ ハロゲンフリー ○
最近、ハロゲンフリー基板のお問い合わせをいただきます。
ハロゲンとは、周期表の第17族の元素で、
フッ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)、ヨウ素(I)、アスタチン(At)
の5元素のことを指しています。
電気電子業界で使われている用語としてのハロゲンフリーの定義は、
明確に決まっているものはないようで、ハロゲンが含有されていない、
もしくは、意図的に使用していないなどと解釈されています。
また現在のところ、ハロゲンフリー機器についての規制はないようです。
ただし、ハロゲンフリー材料としては銅張積層板を対象としたJPCA-ES01
という規格があり、閾値として以下の含有限界濃度が定められています。
(JPCA:社団法人日本電子回路工業会)
塩素(Cl)含有率:0.09wt%(900ppm)以下
臭素(Br)含有率:0.09wt%(900ppm)以下
塩素(Cl)及び臭素(Br)含有率総量:0.15wt%(1500ppm)以下
一般に、ハロゲンフリー基板というと、このハロゲンフリー材料
(ハロゲン系難燃剤無使用材料)を使った基板を指すことが多いようです。
メーカによって、ハロゲンフリーの定義や用語の使用方法などが
若干異なっているようですが、電気電子業界でハロゲンフリーという場合の
対象ハロゲンは、一般に臭素と塩素の2種類の元素を指しているようです。
プリント基板においては、難燃剤として臭素系難燃剤が使用されている
場合があります。

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