内層(ネガ)への接続 | パターン設計開発支援サイト

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■内層(ネガ)への接続

 「内層ネガに接続されるパッドスタックが

  未結線の状態となっています。

  このパッドスタックを結線状態にするにはどのように

  操作または設定すればよいでしょうか」

 というお問い合わせをいただきました。

 ネガ面を作成後に追加したビアなどは、

 内層に接続されていない状態となっています。

  

内層ネガ接続3.jpg

 これを内層(ネガ)に接続させるためには、

 レイアウトエディタのメニューより

  [配線]−[結線状態更新]を選択します。

 続いて、右クリックにより実行します。

 これにより、一括して未結線状態のパッドスタックが

 結線状態に更新されます。

内層ネガ接続4.jpg

 ※ 平行移動・平行複写などで移動・作成したバイアなど、

   未結線とすべきところが結線状態となっている場合も、

   結線状態更新により、未結線に更新されます。

 ※ 自動更新させたくない箇所は、FIX/UNFIX設定により、

   結線状態固定の設定を行います。


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信号名の表示文字 | パターン設計開発支援サイト

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■信号名の表示文字

 「パターン配線時に、

 信号名やピン番号を確認しながら配線できないか」

 というお問い合わせをいただきました。

 1. 信号名・ピン番号の表示

 全ての信号名・ピン番号が対象となります。

 レイアウトエディタのメニューより

  [表示]−[表示モード設定]を選択します。

 「表示①」ピンマークサイズを設定

 (または「自動」のチェックボックスをオン)、

 することで信号名・ピン番号が表示されるようになります。

 ピンマークサイズの数値を「0」とすることで表示されなくなります。

信号表示文字_1.jpg

 2. マーク文字表示

 特定の信号名を表示させる場合です。

 レイアウトエディタのメニューより

  [設定]−[設計情報定義]を選択します。

 「ネット表示設定」を行います。

 「信号名」を入力し、

 「マーク文字」「マーク表示」を設定します。

 マーク文字は信号名と異なる設定が可能です。

 例: 信号名=GND マーク表示=G

信号表示文字_22.jpg
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平行線作画(差動インピーダンス) | パターン設計開発支援サイト

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■平行線作画(差動インピーダンス)

 「差動信号のインピーダンスコントロールの配線で、

 水平・垂直は配線間隔を調整できますが、

 45°のラインはどのように調整すればよいでしょうか」

  というお問い合わせをいただきました。

平行線作画(差動インピーダンス).jpg

 特定の間隔を指定して平行線を描くのに、

 水平・垂直であれば「平行複写」(前点相対)などを使用して

 描くこと ができます。

 しかし、斜めのラインや円弧では「平行複写」を使用しても

 簡単に描くことはできません。

 この場合は、

 「束線オフセット」を使用すれば簡単に描くことが可能です。

 最初に、基準となるラインを描いておきます。

 次に、

 レイアウトエディタのメニューより

 [作図]−[束線オフセット]を選択します。

平行線作画(差動インピーダンス)_2.jpg

 間隔と作画方向を指定すると、

 設定値通りの平行線を描くことができます。

 ※ 間隔モードを

   「中心線」とすると、ラインの中心間、

   「クリアランス」とすると、指定値のクリアランス

   となります。 

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部品座標出力(リードとSMD) | パターン設計開発支援サイト

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■部品座標出力(リードとSMD)

 「部品座標出力で、

 リードとSMDの情報を追加して出力することはできますか」

 というお問い合わせをいただきました。

 結論としては、出力可能です。

 ただし、部品シンボルに部品実装タイプ(PLTYPE)が

 入力されている必要があります。

 操作方法は、スタートメニューから

 [CADVANCE αⅢ-Design]−[データ変換]−[部品データ出力]

 を選択します。

 追加出力に部品属性テキスト「PLTYPE」を設定します。

部品データ出力_c.jpg

 下記(右端)のように部品実装タイプが追加されて出力されます。

 (例)

 R3,R1005,10.000,27.000,90.000,1.000,A,FP

 R4,R1005,11.500,27.000,90.000,1.000,A,FP

 R5,RR5R0,13.000,27.000,90.000,1.000,A,DI

 R6,RR5R0,14.500,27.000,90.000,1.000,A,DI    

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シルク文字の方向統一 | パターン設計開発支援サイト

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■シルク文字の方向統一

 プリント基板のリファレンスシルクの向きに関しては、

 2方向(0°と90°など)に揃えることが多いです。

 規模の大きなデータでは、一つ一つ目視で確認・変更すると

 見落としの可能性があるのでチェックが可能でしょうか、

 というお問い合わせをいただきました。

 オプションである「バッチ型MRC」を使用すれば、

 文字方向のチェックが可能ですが、今回は代替の方法です。

 「部品属性角度回転」を使用することで、

 変更前後の文字の角度を指定して、まとめて変更します。

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [部品番号]−[部品属性角度回転]を選択します。

部品属性角度回転.jpg

 「変更前角度」を「180」

 「変更後角度」を「0」

 と指定し部品を選択すると、

 180°であった文字が0°に変更されます。

 同様に、-90°の文字を90°に変更することで

 2方向に揃えることができます。

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シールド面編集時の基板外形認識 | パターン設計開発支援サイト

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■シールド面編集時の基板外形認識

 あるプリント基板のパターン設計時に、

 シールド面の修正・作成ができなくなってしまうという事例がありました。

 要因としては、シールド面編集時に基板外形を認識し、

 外側に面を作成しない設定になっていました。

 そのため、基板外の面の編集であると認識され、

 シールド面編集ができませんでした。

 基板外形の認識設定は環境定義エディタにて行います。

シールド面編集時の基板外形認識.jpg

 「配線・修正のモード指定(1)」-「シールド面編集時の基板外形認識」

  ON  : 基板外形を認識する

  OFF : 基板外形を認識しない

 設定を「OFF」とすることで問題を解決することができました。

 ※ ここでいう「外側」というのは、

  「閉図形内ではない」という意味合いとなります。

    今回は基板外形の一部が未確定で、

    閉図形となっていなかったためにこの事例が発生しました。

    基板外形が閉図形となっていれば、設定に影響なく、

    シールド面編集を行うことができます。

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削除の方法 | パターン設計開発支援サイト

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■削除の方法

 配線やシルク図形の削除には、いろいろな方法が選択できます。

 その一部を紹介します。

 ①削除モード

  個別削除

   図形をクリックした時点で削除されます。

  一括削除

   図形をクリックした時点では、削除されずブリンク状態となります。

   複数図形を選択後、実行により削除されます。

   

削除_1.jpg

 ②選択外削除

  通常は、選択した図形が削除がれますが、

  チェックが入っていると、選択した図形以外の部分が削除されます。


 ③図形選択方法

  カーソル

   カーソルのある位置の図形が1つ選択されます。

  チェイン

   クリックした図形につながっている図形が一度に選択されます。

  長方形

   指定した2点を対角とする長方形内の図形が一度に選択されます。

削除_3.jpg

 ④Mask

  Maskを選択することにより、

  削除する図形(削除しない図形)を指定できます。

削除_4.jpg

  例えば、デフォルトでは、部品は削除できないように指定されています。



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シルクとレジストの重なり | パターン設計開発支援サイト

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■シルクとレジストの重なり 

 シルクがレジストに重なっていると、

 シルクカットされ、文字が読めなくなってしまったり、

 部品の 1ピンマークが消えてしまったりすることが考えられます。

 これを防止するため、

 シルクとレジストの重なりが無いことをチェックする必要があります。

層間クリアランスエラー.jpg

 [バッチ型ERC]の「層間クリアランスチェック」により、

 指定した異なるレベルのデータに対してクリアランスチェックが

 可能です。

「詳細設定」により、チェックするレベルを設定します。

 例として、

 「層」の「1」にシルクのレベル、

 「層」の「2」にレジストのレベルを設定し、

 チェックする図形をONにします。

 クリアランス値を設定します。

 実行、エラー確認は、通常のクリアランスチェックと同様となります。

 これにより目視に頼る必要がなくなり、

 見落としによるミスが無くなります。

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ダイレクトメニュー | パターン設計開発支援サイト

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■ダイレクトメニュー

 レイアウトエディタでの編集効率向上のために使用されます。

 部品配置や配線を行うときにダイレクトメニューを使用することで、

 画面上部のメニューバーを使用する場合と比べて、マウスの移動量を

 少なくすることが可能です。

 Ctrl+2キーにより、

 カーソル付近の図形に関係するメニューを表示させることができます。

 例えば、

 パターンの付近であれば、

  「パターン作成」「修正」「コーナー挿入」など、

ダイレクトメニュー_2.jpg

 

 部品の付近であれば、

  「部品移動」「部品変更」「シンボル更新」など、

ダイレクトメニュー_1.jpg

 のメニューが表示されます。

 これにより、マウスの移動量が少なく編集作業を行なえ、

 設計効率を上げることが可能となります。

 ESCキーまたは、マウスのクリックにより

 メニュー表示はキャンセルされます。

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部品配置禁止領域設定 | パターン設計開発支援サイト

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■部品配置禁止領域設定

 ※ G2モード以上で有効となります。

 ①禁止領域とする図形をラインで作成します。

 ②[設定]−[領域設定]を選択します。

  パラメータは下記を選択します。

  ・禁止領域

  ・禁止領域の種類:配置

  ・設定レベル:全層    全層が同一の設定となります。

               禁止図形はA面のレベルに作成されます。

         指定レベル 指定したレベル禁止領域が作成されます。

  ①の図形を選択し、実行します。

部品配置禁止領域設定_1.jpg

 ③[設定]−[DRC設定]

  「配線チェック」の「禁止領域チェック」右側の「詳細」をクリックします。

   「部品高さ領域」の場合、

        シンボル内の高さ領域によりチェックされます。

    「シンボル内ポジ図形」の場合、

        シンボル内のポジ図形(パッドなど)によりチェックされます。

 禁止領域に部品を配置した場合、エラー表示されます。

  ※ 配置禁止領域のため、パターンはエラーとなりません。

   シールド面編集によるベタ作成時には、

   禁止領域とならずベタ作成されます。

部品配置禁止領域設定_2.jpg
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グリッド表示(プリセット設定) | パターン設計開発支援サイト

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■グリッド表示(プリセット設定)

 グリッド表示のプリセット設定の手順です。

  グリッドの切り替えを頻繁に行う場合は、

  プリセット設定をしておくと手間にならず便利です。

プリセット設定1.jpg

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [表示]−[グリッド設定]を選択します。

 ①間隔(X)、間隔(Y)をそれぞれ入力します。

  ※ X,Yは別の間隔を設定することが可能です。

プリセット設定3.jpg

 ②「プリセット設定」をクリックし、

  設定を行う番号を選択します。

  ※ プリセット名称をクリックすることで

    名称の変更が可能です。

 ③「設定」をクリックすることで保存されます。

  ※ プリセットは9つまでの設定が可能となっています。

  ※ X座標、Y座標はグリッド原点の設定となります。

   「座標指示」により、

   カーソル・端点入力・原点入力も可能です。

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グリッド表示 | パターン設計開発支援サイト

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■グリッド表示

 グリッド表示の表示のオン/オフを切り替えることができます。

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [表示]−[グリッド表示]を選択します。

 レ点があるとグリッド表示がオン、無いとオフとなります。

 グリッドの間隔は、レイアウトエディタ画面の左下の「GRID」で

 切り替えることが可能です。

グリッド表示1.jpg

 「1.0000/10」となっていれば、

 1mmの10分割(大きな点:メイングリッドが1mm間隔、

 小さな点:サブグリッドが0.1mm間隔)のグリッド表示となります。

 グリッドの切り替えは直接入力も可能ですが、

 プリセット設定を行うこともできます。

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [表示]−[グリッド設定]を選択します。

 「プリセット設定」でプリセット設定を行います。

グリッド設定1.jpg

 「プリセット名称」は「プリセット設定」により変更可能です。

  X,Yそれぞれに間隔を設定することが可能です。

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ネット取り込み | パターン設計開発支援サイト

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■ネット取り込み

 同一のプリント基板内で、

 同じ回路、同じ部品配置・配線を使用する場合があります。

 同じ部品配置の配線をその都度行うと、

 全く同じ配線にするのに手間がかかってしまいます。

 この場合は、平行複写を使用して配線をコピーすると

 簡単に同じ配線が行なえます。

 ただし、そのまま配線をコピーしてもネット名は変更されず、

 コピー元のネット名となってしまい、ERCエラーとなります。

 ネット取り込み機能を使用することで、

 コピー先のネット名に変更することが可能です。

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [修正]−[ネット取り込み]を選択します。

 パラメータの「ネット付き図形取り込み」が

 チェックされている状態で、

 取り込みたい配線を選択し、実行します。

 ※ 平行複写のパラメータ「パターン名」の

   「ネット取り込み」を選択することも可能となっています。

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シンボル更新 | パターン設計開発支援サイト

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■シンボル更新

 プリント基板の設計途中に部品シンボルの変更(例えば、

 シルク形状の変更)を行う場合があります。

 CADVANCEでは、部品シンボルファイルの編集を行った時点では、

 パートファイル内の部品シンボルには反映されません。

 レイアウトエディタでシンボル更新を行うことにより、

 最新の部品シンボルファイルに更新されます。

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [シンボル修正]−[シンボル更新]を選択します。

 更新したい部品を選択し、実行します。

 1つのシンボルを更新することにより、同一ファイル名の

 全てのシンボルが更新されます。 

  ※ 更新する部品シンボルは、

    シンボルサーチパスに登録されたフォルダに

    保存されている必要があります。

     登録されていないフォルダにある場合は、

     シンボル更新が行われませんので注意が必要です。


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ロゴマーク配置 | パターン設計開発支援サイト

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■ロゴマーク配置

 レイアウトエディタの配置メニューの中に

 「ロゴマーク配置」がありますが、配置できるのものは、

 会社名やULマークなどのロゴマークばかりではありません。

 ネットリストに入っていない部品シンボルを配置することが

 可能となっています。

 例えば、

 基板認識マーク(フィデューシャルマーク)、コーナーマーク、

 Vカットマークなどが考えられます。

ロゴマーク配置.png

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [配置]−[ロゴマーク配置]を選択します。

 パラメータにより、ロゴマークファイル名(シンボル)を選択し、

 カーソル指示や座標入力により配置します。

 通常の部品と異なり、スケールの指定をすることができ、

 縮小・拡大しての配置が可能となっています。

 (配置面を変更すると、スケール1.00に戻ります)

 配置後の移動は、部品移動により行います。

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パート配置 | パターン設計開発支援サイト

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■パート配置

 面付けを行う場合に使用します。

 面付けのパートファイルに、単面のパートファイルを配置しますが、

 データの取込みは行われず、単面ファイルは参照されます。

 そのため、単面ファイルに変更があった場合は、面付けファイルにも

 変更が反映されている状態となります。

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [配置]−[パート配置]を選択します。

 パラメータにより、配置するパートファイルを選択します。

パート配置1.jpg

 ※ 複写数、間隔を指定することにより、一度で複数の配置を

   行うことも可能です。

 配置は、基板外形を参照し行います。

パート配置2.jpg

 [表示]−[画面再構築]を選択し、「パート配置詳細表示」をチェックし、

 実行することで単面ファイルの内容が表示されます。

 移動する場合は、「パート配置詳細表示」をOFFにし、

 部品移動により移動が可能となっています。

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FIX/UNFIXチェック | パターン設計開発支援サイト

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■FIX/UNFIXチェック

 FIXした図形の表示色を変更していない場合、

 その図形がFIXされているか、いないかは、

 一目で判断することはできません。

 FIXするべき図形がFIXされていなかった場合は、

 プリント基板設計中に変更してしまう可能性があります。

 FIX/UNFIXチェックを使用することで、

 指定した領域内の図形がFIXされているか、または、

 UNFIXであるかのチェックを行うことができます。

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [ツール]−[FIX/UNFIXチェック]を選択します。

FIXチェック_1.jpg

 チェックモードを設定し、

 チェックする図形を選択、または、範囲を長方形で指定すると、

 チェックが行われます。

 FIXされている図形があれば、ブリンクし、

 個数が表示され、確認することができます。

 (画面の一番下です)

FIXチェック_2.jpg

 また、ビア・部品ピンの「結線状態固定」のチェックも可能です。

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パッド重なりチェック | パターン設計開発支援サイト

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■パッド重なりチェック

 指定した領域内の部品ピン・ビア同士の距離のチェックを

 することができます。

 クリアランス値を指定し、この数値以下の場合、

 重なりと判断され、検出されます。

 また、同一名の図形のチェックを行うか・行わないかの

 指定をすることが可能です。

 ERCでは、検出することのできない同一信号名のパッドと

 ビアの近接のチェックを行うことができます。

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [ツール]−[パッド重なりチェック]を選択します。

 パラメータのクリアランス値を設定し、

 チェックする範囲を長方形で指定すると、チェックが行われます。

パッド重なりチェック_1.jpg

 重なりが検出されると一覧表示されます。

パッド重なりチェック_2.jpg

 ホール重なりチェックと同様に「削除」欄をチェックし、

 「実行」することで、削除することも可能です。

 (部品シンボル内の図形は削除されません)

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浮島チェック | パターン設計開発支援サイト

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■浮島チェック

 プリント基板設計のGNDベタ作成時にできることのある、

 どこにも接続先のない面は、アンテナとなりノイズの影響を

 受けることになります。

 ベタ作成時に自動的に発生させないことも可能ですが、

 その後の編集により、浮島が残ってしまうことも考えられます。

浮島チェック_3.jpg

 この場合は、「浮島チェック」により、

 チェックを行うことができます。

 また、検出された浮島は、一括で削除することも可能です。

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [ツール]−[浮島チェック]を選択します。

 パラメータの判定方法を設定し、

 チェックする範囲を長方形で指定すると、チェックが行われます。

浮島チェック_1.jpg

 浮島が検出された場合は、一覧が表示されます。

 番号などをクリックすると該当箇所がブリンクし、確認できます。

浮島チェック_2.jpg

 削除を行う場合は、

 処理欄をチェック(または削除モードの一括ON)し、

 「実行」をクリックします。

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ホール重なりチェック | パターン設計開発支援サイト

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■ホール重なりチェック

 スルーホールが同位置に重なっている場合、

 ドリルデータ出力時に、

 穴数が一致しないというエラーとなってしまいます。

ドリル出力エラー.jpg

 この場合は、「ホール重なりチェック」により、

 重なりのチェックを行うことができます。

 操作方法は、レイアウトエディタのメニューより

 [ツール]−[ホール重なりチェック]を選択します。

 チェックする範囲を長方形で指定すると、チェックが行われます。

 重なりエラーがない場合、

 「ホール重なりエラーはありませんでした」のメッセージが

 表示されます。

ホール重なりエラー無し.jpg

 重なりエラーがあった場合、

 重なりホールの一覧が表示され、確認しながら削除の対応が可能です。

ホール重なりエラー有り.jpg

 ※ デフォルトでは、設定値が「0」となっているため、

   穴位置が完全に一致した箇所の検出となりますが、

   パラメータ設定により、ホール端の距離のチェックが可能です。

ホール重なりパラメータ.jpg
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