一点アース設定 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった

機能などを紹介します。


■一点アース設定


プリント基板上での一点アース(一点接続)の設定です。


通常、CAD上でGNDなどを一点接続するために、

ネット名が異なる信号を接続すると、

DRC(クリアランスチェック)でエラーとなります。

この配線は意図してショートしていますので、

目視で判断し、(その他の箇所にショートが無ければ)

問題なしとします。


しかし、意図せずにショートしてしまっている箇所があると

確認が難しくなります。


このようなときは、「一点アース設定」を使用することで、

エラーとなることを回避することが可能となります。

「一点アース名」に任意の名称を入力し、

「ネット名」に一点接続するネット名を入力します。

「一点アース名」で設定した名称の図形(線分、面など)で

接続した配線は、クリアランスエラーとならないため、

エラー確認が容易となります。

一点アース設定.jpg
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使用シンボルリスト出力 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった
機能などを紹介します。


■使用シンボルリスト出力

 Ver8.1から追加された機能です。

 レイアウトエディタのメニューより
 [設計レポ]−[レポート]を選択します。

 「使用シンボルリスト:⑦」をチェックすることで
 リストが出力可能となります。

 シンボル名、配置面、使用数、シンボルパス名が
 テキストファイルとして出力されます。


使用シンボルリスト出力.jpg

距離測定機能 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった

機能などを紹介します。

■距離測定機能


 距離測定機能がVer8.1から改良されています。

 レイアウトエディタのメニューより

 [ツール]−[距離測定]を選択し、実行可能です。

 Ver7以前は測定対象が「クリアランス」「座標」「詳細」と なっていましたが、

 「詳細」をベースに「図形要素」「座標」と変更されています。

  例えば、  部品シンボル内の特定のパッドを選択する場合、

 Ver7では、測定対象「詳細」を選択し、「詳細パラメータ設定」を

 プルダウンで選択する必要がありました。

  Ver8.1では、「部品測定対象」の選択項目として

 「図形要素」「構成要素」が表示されていますので、

 1クリックで選択可能となりました。



距離測定.jpg

図形拡大・縮小機能 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった

機能などを紹介します。

■図形拡大・縮小機能


  指定した図形に対して、拡大・縮小した図形が簡単に作成できます。

  Ver8.1から機能が追加されています。

  レイアウトエディタのメニューより

 [編集]−[拡大/縮小]を選択します。


   ①パラメータのスケール等を指定します。

  ②拡大/縮小したい図形を選択します。

  ③作画する原点を指定することで作画されます。

 ※ 寸法線は、線分・テキストとして作画されます。



図形拡大.png

シンボルサーチパス保持機能 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった

機能などを紹介します。

■シンボルサーチパス保持機能


  パートファイルごとに異なるシンボルサーチパスを指定すること

 が可能です。 

   Ver8.1から機能が改善されています。

  G2モード以上に対応しています。

  レイアウトエディタのメニューより

 [ファイル]−[システム設定]を選択します。


 「シンボルサーチパス」を「ON」にすることで、

 パートファイルごとに異なるフォルダを指定することが可能です。

  デフォルトは「OFF」となっています。

  「OFF」の場合、環境定義エディタで指定したシンボルサーチパス

   のみ参照します。

  「ON」の場合、パートファイルで指定したシンボルサーチパス、

  環境定義エディタで指定したシンボルサーチパスの順に参照します。

  これにより、例えば仕様の異なるお客様ごとの部品シンボルの

  管理が容易になります。

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エラー表示機能 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった

機能などを紹介します。

■エラー表示


Ver8.1から機能が改善されています。


以前のバージョンでの「エラー表示」機能では、エラー箇所の

確認のみが行え、修正を行うと「エラー表示」モードから

配線モードなどに移っていました。


エラー内容を確認し、配線などの修正を行うとエラー表示画面が

消えていました。


このため、修正を行うごとにメニューから「エラー表示」を

選択する必要があり、手間がかかっていました。


今回のバージョンアップにより、エラー表示画面を表示したまま、

エラー内容を確認しながら修正が行えるようになりました。


これにより、都度エラー表示を行う必要が無くなり、

エラー修正の手間が大幅に削減されます。

青
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CADVANCE操作事例集 | パターン設計開発支援サイト

これまでの開発支援日記(CADVANCE情報)をまとめ、操作事例集と
してPDFの資料に編集しました。 

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アート電子公式ホームページhttp://www.art-denshi.co.jp/)の
各種資料ダウンロード」からダウンロードが可能となりました。


無料でダウンロードしていただけます。


開発支援日記では、ほぼテキストのみの情報でしたが、画像を多く
取り入れ、よりわかりやすくしています。

今後も引き続き、情報発信をしていきます。




CADVANCE Ver8.1 バージョンアップ | パターン設計開発支援サイト

CADVANCEαⅢシリーズが Ver8.1にバージョンアップされました。


Designについて、

一部ですが改良された機能・新しい機能を紹介します。


 ①高速化

   ネット取り込み、APT・幅変更、G3モードでの各処理に対して

   高速化されています。


 ②シンボルサーチパス保持機能

   パートファイルにシンボルサーチパスを保持し、

   パート単位にライブラリ管理が可能となります。

   (G2モード以上)


 ③製造指示図作成補助機能

   図形の拡大・縮小機能が追加されました。

   細かい寸法線の拡大作画が可能となります。


 ④エラー表示   エラー表示機能が常駐可能となりました。

   エラー情報を確認しながらの修正が可能となります。


 ⑤距離測定機能の改良   パラメータ画面が変更され、操作性が向上しました。


 ⑥面外形形状対応   塗り潰しモード、外形モードが追加されました。


 ⑦G4モードが追加されました。(64ビット版のみ)

   総ネット数が32,767から1,000,000に拡張されています。

CV-Design.png

ドリルデータ出力(ブラインドビア) | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった機能などを紹介します。


■ドリルデータ出力(ブラインドビア)

ドリルデータ出力でブラインドビアのみ出力する場合の設定です。

例として、ビルドアップの4層基板で以下のビアがあることとします。

 Layer1-Layer4  貫通
 Layer1-Layer2 IVH
 Layer2-Layer3 IVH
 Layer3-Layer4 IVH

[設定]−[パラメータ設定]−[出力対象データ指定]「パッドスタック出力種類」を変更します。

 「ALL」  ・・・ 全てのビアが出力されます
 「THROUGH」・・・ 貫通ビアのみ出力されます
 「BLIND」 ・・・ ブラインドバイアのみ出力されます

「パッドスタック出力種類」を「BLIND」とし、レベルを「1」とした場合 Layer1-Layer2のビアが出力されます。

レベルを「2」とした場合 Layer1-Layer2、Layer2-Layer3のビアが出力されます。

Layer2-Layer3のビアのみ出力したい場合は、レベルを「2,3」と設定します。


 

青
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FIX/UNFIX設定 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった
機能などを紹介します。


■FIX/UNFIX設定

基板外形や位置指定部品などが、
思わぬところで移動してしまったことはありませんでしょうか。

すぐに気がつけば問題にはなりませんが、気づくのが遅くなると、
大変な修正が必要となり、大きなロスとなってしまいます。


これを防ぐために、
FIX機能を使用することで、図形を固定することができます。


レイアウトエディタのメニューから[編集]−[FIX/UNFIX設定]
を使用します。

「固定」「設定」にし、図形を選択します。

以降、移動・削除などの編集が不可の状態となります。


「解除」にし、図形を選択すると、編集が可能な状態に戻すことが
できます。

FIX設~1.PNG
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ネット表示設定 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった機能などを紹介します。


■ネット表示設定
配線・ラッツの色を変える、ラッツの一部を非表示とする、などの
設定が行うことが可能です。

[設定]−[設計情報定義]−[ネット表示設定]を選択します。

設定したい信号名を入力します。
ワイルドカードとして「*」が使用できます。
バスラインの選択など、一括で設定可能です。

電源・GNDのラッツを非表示とし信号線の配線を行う、
電源のラッツのみ表示とし、内層分割を行う、
といった使用が考えられます。

ラッツの線種も変更可能となっています。
デフォルトは実線ですが、
実線・破線・点線・一点鎖線・二点鎖線が選択できます。

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バッチ連続運転 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった機能などを紹介します。


■バッチ連続運転

レイアウトエディタ上でプロットファイルを作成しようとすると、
[変換]−[プロットデータ作成]からパラメータファイルを選択
し、1ファイルごとに作成しなければなりません。

「バッチ連続運転」を使用すると、この作業を自動で行うことができます。

スタートメニューから[CADVANCE αⅢ-Design]−[バッチ連続運転]を選択します。

初めて行う場合は、「プレイバックファイル」を作成します。

 ①毎回同じ設定となる機能名、引数を設定します。
 ②パートファイル名など使用ごとに変更する場合は空欄にして
  おきます。
 ③保存します。

次回からはプレイバックファイルを読み込み、ファイル名を入力し、実行するだけで、必要なプロットデータが全て作成できます。


「バッチ連続運転」では[プロットデータ作成]の他、
「シンボル出力」、「BD入力」、「BD出力」などが定義済みと
なっています。

バッチ連続運転2.jpg
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束パターン修正 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった 機能などを紹介します。


■束パターン修正

バス配線の修正に時間はかかっていませんでしょうか。

配線を一本ずつ移動し、クリアランスを揃えるのは手間がかかって しまいます。


束パターン修正機能により、一括で変更をかけることで正確に調整
が可能です。

レイアウトエディタのメニューから[修正]−[束パターン修正] を使用します。

基準となるラインを選択し、開始点と終了点を指示し実行すること で修正が行われます。

クリアランスは、「グリッド吸い込み」がONの場合はグリッドに 影響されます。

間隔を指定する場合は「グリッド吸い込み」をOFFにしておきます。

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シルクカット | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった
機能などを紹介します。
■シルクカット
部品の密集度が高くなりますと、部品外形のシルクが、隣の部品の
パッドにかかってしまうことがあります。
このまま基板を製作してしまうと、ハンダ付け可能なパッドサイズが
小さくなってしまい実装不良となります。
レイアウトエディタのシルクカット機能により、シルクカットが
可能です。
[シンボル修正]−[シルクカット]を選択し、「シルクレベル」、
「クリアランス値」などを設定します。
その後、対象となる部品シンボルを選択し、実行することでシルク
カットが行われます。
元に戻したい場合は、
[シンボル修正]−[シンボル変更取消し]により戻せます。
ただし、初期状態(部品が呼び出されたときの状態)まで戻ります
ので、その他のシンボル修正を行っていた場合など注意が必要です。
また、同一の部品シンボル内の図形ではシルクカットが行われません。
シンボル登録時にパッドにシルクが重ならないようにする必要があり
ます。
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表示モード設定 | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった機能などを紹介します。

         
■表示モード設定

 カーソルの形状変更、ハイライト表示の設定などが可能です。

 レイアウトエディタのメニューより
 [表示]−[表示モード設定]を選択します。

 下記はいずれもタブ「表示①」で設定します。


 ①バイア表示レベル

  全レベル  : 表示レベルで選択されている全てのレベルの
          パッド形状が表示されます。
  作業レベル : 作業レベルに指定されているレベルの
          パッド形状のみ表示されます。

  ※ 「作業レベル」を設定していると、例えばパターンとレジスト
    を同時に表示することができません。

 ②シンボル原点サイズ

  部品シンボルの原点のサイズを指定できます。
  「0」を指定すると表示がなくなります。

 ③ピンマークサイズ

  部品ピンに表示するネット名、部品ピン番号のサイズを  指定できます。

  「0」を指定すると表示がなくなります。


青
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制限値モード | パターン設計開発支援サイト

CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった
機能などを紹介します。
■制限値モード
 αモード/G1モード/G2モード/G3モードの4つがあります。
 ①αモード:CADVANCE αと互換性があるモードです。
 ②G1モード:CADVANCE αⅡ-Design/CADVANCE εEye-PCBでも
       利用できるモードです。
       αモードに比べて、総ピン数、使用可能文字が
       拡張されています。
 ③G2モード:CADVANCE αⅢ-Design/αⅢ-EyeDesignで
       使用できるモードです。
       G1モードに比べて、総ピン数、文字数、
       使用可能文字が拡張されています。
 ④G3モード:CADVANCE αⅢ-Design/αⅢ-EyeDesignで
       使用できるモードです。
       内蔵部品・ダイナミック面に対応した拡張が
       行われています。
       その他各種制限値などについてはG2モードとの差は
       ありません。
内蔵部品はG3モードでなければ作成できません。
システム設定により①→②→③→④への変更は可能ですが、
逆は不可能です。
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CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった機能などを紹介します。


■作業原点設定

 レイアウトエディタのメニュー[設定]−[作業原点設定]により 指定することで原点の移動が可能です。

 例えば、設計当初は基板左下を原点(X=0,Y=0)としていたが、
 基板設計後に捨て基板をつけたため原点を移動したい場合などに
 使用します。

■グリッド原点指示

     レイアウトエディタのメニュー[表示]−[グリッド原点指示]
 によりグリッドの原点の移動が可能です。

 作業原点は移動しません。


 デフォルトでは作業原点(X=0,Y=0)を基準にグリッドが表示され
 ています。

 例えば、位置指定部品でグリッドにのっていない部品があるとします。

  この部品のピン間に配線をする場合、このままではピン間の中心
 に配線するのは難しくなります。

 グリッド原点を部品の中心などに設定することで、ピン間の中心
 に配線することが可能となります。

青
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検図時間短縮ソフト「CADVANCE αIII-EyeDesign」の試用版が
「アート電子開発支援サイト」からもダウンロードできるように
なりました。


「CADVANCE αIII-EyeDesign」はプリント基板設計の検図ツールです。

 回路設計者と基板設計者のコミュニケーションを容易にし、設計期間の短縮を図ることが可能です。

回路設計者と基板設計者が同じCADデータをチェックしながら指示・確認を行うことができるため、双方に大きなメリットがあります。


試用版では機能が限定されますが、
「CADVANCE αIII-Design」のビューワとして使用可能です。

                CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった
機能などを紹介します。


■部品座標データ出力

 スタートメニューから
 [CADVANCE αⅢ-Design]−[データ変換]−[部品データ出力]を
 選択します。

 「入力パートファイル名」「出力部品ファイル名」を指定して
 実行することで部品座標データが作成されます。

 面付け(パート配置)されている場合は、配置済みの座標データが
 出力されます。


 ①出力部品ファイルの内容は左から、
  「部品番号」「シンボル名」「X座標」「Y座標」「角度」
  「スケール」「実装面」の順となっています。

  パラメータ「ヘッダーを出力する」をチェックすることで、
  1行目にヘッダーが付加されます。

 ②デフォルト設定では、ロゴマークなど部品番号のついていない
  シンボルについても座標が出力されます。

  パラメータ「部品番号付きのシンボルのみ出力する」をチェック
  することで出力しないように変更可能です。


座標出力.png
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CADVANCE αIII Designの便利な機能・過去にお問い合わせのあった
機能などを紹介します。
■部品番号付け
 部品番号のリナンバーが可能です。
 基板上に部品を配置したとき、リファレンス番号の並びがバラバラ
 となってしまうことはよくあります。(例:画像の左側)
 規模の小さな基板の場合やCAD上の場合は、特定の部品を探すのも
 簡単ですが、部品点数が多い基板ですと一つの部品を探すのにも
 時間がかかってしまいます。
 レイアウトエディタのメニューより、
 [部品番号]−[部品番号付け]を行うことで、部品番号の
 リナンバーが可能です。
 画像の右側の例では、基板左下を基準とし、X方向に昇順となるよ
 うにリナンバーを行なっています。
 (部品を移動しているわけではありません)
 これにより実基板での部品の検索が容易になります。
 変更内容は[部品番号]−[部品番号変更結果出力]により、
 テキストファイル出力し、回路設計にフィードバックすることが
 可能です。


部品番~1.PNG
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